二輪と深夜とロックンロール

ジャズとロックとバイクと喫茶店とそれらが出てくる本が好きです。元『東京文系大学生』。

ムーンライダーズが、物は壊れる、人は死ぬ、三つ数えて、目を瞑れと言った。

物は壊れる、人は死ぬ、三つ数えて、目を瞑れ、などと言われると、ああ確かに。物は壊れるし、人は死ぬな。じゃあ目をつぶろうかな。と思う。なんでこんなに短い文章に説得力が有るんだろう。

 

 

ムーンライダーズは、高校生のときに友人が全アルバムを貸してくれたことで出会った。変なおじさんたち。上手くない歌、ポップなようで皮肉交じりなアレンジ。30歳になってからDon't Trust Over 30というアルバムを作る人達。

6年くらいかかって、遂に彼らにドハマりした感がある。ダイナマイトとクールガイは昔からずっと好きだったけど。そもそもタイトルが良すぎる。

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他にも『9月の海はクラゲの海』という曲があって、たった10文字なのに、このタイトルについて1万字くらいなら論文を書けそうな気がする。9月がクラゲなら10月はどうなんだ。『温和な労働者と便利な発電所』とかもそう。

 

鈴木慶一も勿論いいけど、白井良明の作詞・作曲が個人的に良い。このライブは後半がクールだなあ。

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高橋幸宏が『9月の海はクラゲの海』を歌っている動画。

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大人になるってーのはなんだ!俺は今何者なんだ!と日々思っている万年思春期の僕ですが、こういうのを見てると少し落ち着く。夜明け前に寝て昼過ぎに起き、無力感をひとしきり味わって酒を飲み帰宅して本を読んでまた寝る、という生活の僕にとって、男の悲しさ、情けなさ(と上の動画で幸宏さんが言っている)、そういうのが魅力的に見える。世の中ボウイのようにカッコいい人だけではないし、僕はカッコよくないので、傷つきやすい男の後ろ姿はそれはそれで悪くないと思える。結局カッコいいじゃねーか。