二輪と深夜とロックンロール

ジャズとロックとバイクと喫茶店とそれらが出てくる本が好きです。元『東京文系大学生』。

ロックンローラーとしてのボブ・ディラン。『DON'T LOOK BACK』渋谷ル・シネマ上映に行ってきました。

昨夜は渋谷Bunkamuraル・シネマでボブ・ディランのドキュメンタリーを観てきました。35mmフィルム上映。ノイズが味出しまくり。

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1965年、フリーホイーリンがヒットしたあとのボブ・ディラン。映画中ではアコギ一本でライブするものの、既にロックンロールに転向したことを伺わせる歌声と言動です。とにかくディランがかっけー。ハンサム。お洒落。スカしている。

ステージに上る前、鏡の前でもじもじするディラン、取材陣にキレまくるディランの姿は貴重なものでした。タイムズ記者に対して、圧迫面接なんて目じゃない、屁理屈に屁理屈を重ねる彼はもはや畜生というレベルを超えている。話をすり替えまくる。アニマルズの旧メンバーであるアラン・プライスと不良コンビを組んで、メディアを馬鹿にし、自分の歌とギターを信じて突き進む若きディランは本当に輝いていた。強烈な個性・ナルシズムあってこその伝説的ミュージシャンだと再確認せざるをえない

 

60年代のヨーロッパの街並みや、ディランを追っかける女の子たち、ディランを巡ってコソコソ仕事をするマネージャーとメディア関係者など、時代をそのまま切り取った空気感も良かったです。超長かったけど。ギャラを巡る言い争いを20分ほど延々と上映されるのはなかなかキツイぜ。

 

僕は論文でもディランに触れるし、あの時代の独特な空気感・責任感・反戦・退廃思想に触れるのが好きなので、タイム・トリップしたかのようなこのドキュメンタリーはとても有意義な時間でした。

お気に入りは、1日80本煙草を吸うと新聞に書かれて「んなわけねーだろ」と言っていたディラン。映画を見る限り、全然嘘じゃねーぞ。今は日本にいるディランお爺ちゃん、体には気をつけてください。ネバーエンディングツアーは、終わってはいけないのだから。

 

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