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二輪と深夜とロックンロール

ジャズとロックとバイクと喫茶店とそれらが出てくる本が好きです。元『東京文系大学生』。

『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』感想。バットマンVSスーパーマンに出来なかったエンターテインメント。

アメコミ 映画

昨日、公開初日、待ちわびた、『シビル・ウォー』を、観てきました。ここ数日、楽しみのあまり24時間常にニヤついていましたので今は本当に幸せです。以下、ややネタバレ有りで感想を書きます。

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鑑賞前の予想

さて、例のごとく映画を観る前に友人たちとグダグダ予想をしていました。といっても、シビル・ウォーはヒーロー活動を法・国連で規制するべきか否かを巡ってアベンジャーズが分裂する、というところまでは確定なのですが。

そこで挙げられた予想を箇条書きにします。

・キャップは内紛そのものには負ける。でも今後の映画のこともあるのでラストでは和解する。

・スパイダーマンは原作通りチーム移動する。

・ホークアイはスカーレットウィッチやアントマンをアシストする。単体では活躍できないだろう。でもホークアイ頑張れ

・ヴィジョンは死ぬかもしれない。額の石を抜き取らないとインフィニティ・ウォーに繋がれないから。

・ガントレット云々の話もちょっとはありそう。

・ウォーマシンはやられるみたいだけど死にはしないだろう。

・タイマンは、キャップVSアイアンマンとバッキーVSブラックパンサーあたりは確定として、ファルコンVSウォーマシン(飛ぶ人たち)、スカーレットウィッチVSヴィジョン(強すぎる人たち)など。

・エンドロール前に「その頃のハルクとソー」を流すだろう。エンドロール後はドクター・ストレンジの番宣か。

・まさかスパイダーマンの番宣はしないだろう。もう知名度あるし。

・名前だけでもいい、頼むから、デッドプールを出してくれ。

 

期待を遥かに上回った

そして映画を観た。すげえ。すげーっす。滅茶苦茶いいじゃないですか。面倒なのでこっちも箇条書きにします。

・キャラ全員見せ場あり。

ホークアイが頑張った。弓が変形して近接バトルできるようになったぞ。

・ブラックパンサー格好いい。バッキーやキャップ相手に普通に殴り合えるのすごすぎないですか?あと役者が前観たジェームス・ブラウン映画のJB役。

・ファルコンも格好いい。プロレス映画キャプテン・アメリカシリーズのスタイリッシュ専門は伊達じゃない。

・キャップとバッキーとファルコン、仲良し

・アイアンマンとキャップの殴り合い、流石にここはキャップの勝ちかと思った。実際はパターン解析するだけで余裕でアイアンマン勝利。マジかよ。

・ウォーマシンの件、ファルコンが謝ってるのにアイアンマンに撃たれてて可哀想。ただただヴィジョン(とウォーマシン)が悪いだけだろ。

・ジャイアント・マンがまさか来るとは。でもでかくなると遅くなるのおかしいだろ。あとちっちゃくなった時にパワーはいつも通りなら、でっかくなっても飛行機壊したり車蹴っ飛ばしたりできなくない?いやいいですけど。

・スパイダーマン強い。でもキャップには負けてたのが良いバランス感覚。

・(別にシビルウォーではなかった。ヒーロー登録はあくまで序盤の話であって、後半はウィンター・ソルジャー絡みの私情バトルだった。

・「Spiderman will return.」じゃあないんだよ。ドクター・ストレンジを流せ。

 

マーベルスタジオとMCUの実力

これシビル・ウォーではなくね?という疑問は残りつつも、今作はMCU屈指の傑作だと思います。これだけ積み重ねてきた歴史とキャラをうまく扱うスキルに感服。どのキャラも大事にして、性格と行動に一貫性を持たせようという意図も読めます。例えばホークアイは作中での葛藤シーンなどは無かったものの、家族を危険に巻き込むことを考え尽くしての決断であったことが「一度引退した」という一言に詰め込まれています。アイアンマンのトラウマとメンタルの弱さ、キャップの行き過ぎた尊さ、アントマンとスパイダーマンの陽気さ、とにかくそれぞれキャラクターがイキイキしていた。

ここが『バットマンVSスーパーマン』には足りなかった部分かもしれません。まずあの映画の場合、バットマンとワンダーウーマンが初登場でした。よって、どうしても通り一遍のキャラクター説明になってしまうし、感情移入も難しいと言われてしまう。そしてバットマン・スーパーマンともにやや馬鹿だった。あれだけ話を聞かずに戦ってたのに、お母ちゃんの名前を聞いた瞬間に和解するのはちょっとヤバイぞ。

バトルでも、『シビル・ウォー』はケレン味たっぷり。横一列で走り出すなんて。アルマゲドンでもやらないような演出。そういうシリアス部分とアクション部分のメリハリが大事なのですね。『バットマンVSスーパーマン』はその点、シナリオも暗い、アクションも暗い、と一本調子感は否めませんでした。もちろん、キャラの数と能力の派手さが違うとはいえ。

『シビル・ウォー』は終盤のミスリードも見事でした。どうせ最後は共闘だろ、という雰囲気の中でまさかの再度対立。手紙での和解はあったものの、チームとしては完全に分裂したまま終わりました。まるで『バットマンVSスーパーマン』を踏み台にしたかのようなシナリオ構成。狙っていたのなら凄い。

 

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しかし、今後もたくさんの映画が公開を控えているMCUです。楽しみは尽きない。まずは今回株を上げまくった『ブラックパンサー』に期待ですね。個人的な勘ですが、原作で言うシークレット・アベンジャーズあたりのことを『ブラックパンサー』で描くのかもしれません。『スパイダーマン』ではアイアンマン側のその後を描くことで、『インフィニティ・ウォー』にて晴れてアベンジャーズ復活、とか。果たしてドクター・ストレンジは今後しっかり食い込めるのでしょうか。カンバーバッチならきっと大丈夫。