年末ですね。私は仕事柄あんまりそういうの関係ないのでアレですけど、でも年末はテンションもややアゲって感じですよね。
年始に帰省するのでその前後に飲み会ラッシュがあるんですが、問題があるんすね。
それは今自分の髪の毛にかぶれて皮膚が炎症を起こしていることなんすね。
これはツラいよ。元々アトピー体質だったけど友情と努力で勝利してきたワタシでも今回ばかりは相手が悪い。十年近くも前髪をダラっと伸ばしてきた自分自身が敵となっているのだ。
自宅に帰ったときに前髪や横の髪を一気にあげた際のあの快感は半端じゃあない。
こんなにも世界は生きやすかったのか。かゆくない。気にならない。髪の毛なんて邪魔じゃあないか。
必然的に、外出時も上げてりゃあいいじゃんとのアイデアが浮かぶ。しかし、話はそうシンプルではないっす。
だって、東京にウジャウジャいて、地方にもパラパラといる、あいつら。なんかヌルっとした髪の質感を出して、エイっと髪を上げているあいつらだよ。ちょっとしたメガネやらひげやら合わせちゃってよ。イケてるあいつら。スーツを着れば金融関係、ラフになれば広告関係のあいつらだよ。
あいつらと一緒には絶対になりたくない。その決意とともに前髪を垂らしてきたんだ。
でも、あいつらのヘアスタイルは絶対に快適だ。それに、清潔感があって好感が持たれる。理性で考えるなら、あれにするべきなんだ。
実は、何日か試した。髪を上げたのだ。隠されていたデコを出し、ワックスとスプレーで少し固めてさえみたのだ。
良い。良い…。
一日中邪魔じゃない。気分も晴れやか、少し姿勢も良くなったような気がする。
寝る前にちゃんとシャワーを浴びて整髪料を落とさなきゃいけないところは難点だ。
それがイヤで、高校生で周りがベタベタにワックスを付け始めても、大学生でモテようと必死な連中がグチャグチャにオイルを塗っていても、サラリーマンになって身だしなみを身だしなんでる奴らがいても、何食わぬ顔で無視してきたのだ。
でも、もう我慢できない。オレ、髪を上げるよ。ハッピーニューヘアスタイル。さらば、平成のオレ。
皆様来年もよろしゅうお願いいたします。