深夜ファミレス記録

もう深夜にファミレスにも行かなくなってしまったけど、上野か新宿で夜中まで飲んだあとに勢いで書く日記。

『ジェシカ・ジョーンズ』シーズン3感想

ジェシカS3、観ました。ネタバレ有りで感想書きますのでご注意ください。

 

なにはともあれ、これでNetflixマーベルドラマは完全終了…。お疲れ様でした。

 


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今作は、サリンジャーが表向きの前座ヴィラン、真打ちはトリシュでしたね。まあ言ってみればそこは既定路線っていうか、ジェシカシリーズ観てきた人だったら「トリシュマジで一回ちゃんと倒さないとやばいんちゃう?」とは思っていたので、よくやってくれた。

 

全体的に見どころも多くて満足なシーズンだった。

ダニーランドは長期休暇中とか、ルークケイジのカメオとか!最後はキルグレイブまで出てきてくれたので同窓会感あってよかったな。

ホガースは相変わらず格好いい。すげえ自己中心的で、余計なことすんなよみたいな立ち回りばっかりだけど、彼女には信念とモットーがちゃんとあるので受け入れられる(それに比べてトリシュは…)。マルコムもただのイイヤツで終わるよりはあの方がリアルでいいと思う。

 

まあ雑なところもちょいちょいあって、やっぱ一番痛感したのは「これMCUと完全に切り離してやればよかったのに」という部分。序盤にキャプテンアメリカっていう言葉だけは出てきたけど、それ以外なんにも関係ないから。

関係ないだけじゃなくて、世界観の足を引っ張ってると思うんだよなあ。ネットで「ニューヨーク ヒーロー」で引いて真っ先にジェシカ出てくるわけ無いじゃん!あの世界、トニー・スタークもスパイダーマンもいるんですけど!?

まあおなじNetflix内でも、今回ほどの大騒ぎになってマットやパニッシャーが出てこないのもおかしいけど…。特に最後の暗闇ファイトはデアデビル乱入を期待しちゃったな…。

 

ストーリーの核でも、トリシュ絡みがちょっとやっぱ浅いような気がする。浅いやつとして描かれてるからまあいいんだけど、にしても、ああいう正義と復讐の光と闇の議論はデアデビルとパニッシャーが断然高いレベルで通過したあとなので…トリシュやジェシカが持論を語っていてもちょっとおままごと感あったな。パニッシャーならサリンジャーごとき瞬殺で第三部完!でしたわ。

 

でもとにかく、ジェシカは立ってるだけで格好いい主人公だよね。クリステンリッターはブレイキング・バッドでも良いキャラしてたけど、ほんとにジェシカにぴったりのキャスティングだと思います。

 

今回も初っ端から「どうせ飯食ったらセックスすんなら先にセックスして飯食おうぜ」のノリだった。痺れたわ

 

 

 

あと構成。最近このシリーズも10話とかに短縮していたところに、相変わらずの13話でボリューム多め。だけどうまく中弛みしなかった。

ジェシカとエリック、トリシュ、ホガース。ホガースとキス、マルコム。トリシュとドロシー、ホガース。それぞれの関係性が上手いこと収束していく様が楽しかった。

 

そうだ、ドロシーは素晴らしかった!今までただのヤな奴だったのが、今回はトイレ掃除、ヒーロー手助け、衣装提供…大活躍で好きになった。そしたらあんなことになるもんでそりゃあショックでしたよ。まんまとやられたって感じ。

 

 

あとあれだ、トリシュの能力、ようわからんな。鍛えてるシーン見ると、たぶん大谷翔平くらいの運動能力だと思うんだけど、たまに超人描写あったね。まあ予算があんまりないからね…

 

 

 

総評としては、デアデビルほどの絶望感や興奮はなかなか難しいけど、ジェシカ固有のヒネたユーモアと抉るような展開が観られて良かった。

Netflixマーベルはアイアンフィスト君も含めてみんな良いキャラしてるんで、是非シリーズ再開してほしいな。頼むよディズニーはん…