深夜ファミレス記録

もう深夜にファミレスにも行かなくなってしまったけど、上野か新宿で夜中まで飲んだあとに勢いで書く日記。

『GEN・V ジェン・ブイ』感想

ジェン・ブイ感想を、池袋に着くまでの残り15分で書こうと思う。

ネタバレ有りです。

 

 

全体への感想としては、単体で見るとボーイズファン以外も楽しめる割と王道な学園ヒーローモノだなという感じ。

主人公たちが基本的に良い子たちで、明確に大人の陰謀があって。

 

ボーイズの構造は、DCやマーベルを下敷きにして、世間的にはヒーローなセブンに非能力者かつ暴力的なボーイズが立ち向かうという、ある種パロディありき、コンテクストありきな作品だった。

 

ジェン・ブイはX-MENを彷彿とさせる設定ではあるものの、それぞれに闇を抱える能力者たちが悩みながらも正義を貫こうとする、という点ではやっぱり王道。変に裏返してないから観やすかった。

 

 

ストーリーについて。

 

ヴォートの策略うんぬんは、どちらかというと今後のボーイズとのクロスオーバー要素な感じ。

 

作品内の敵は、あくまで学園内の陰謀でした。非能力者が能力者を恨むという、ボーイズの主役側の行動が、今作では普通に悪役の行動になる。という設計が面白かった。

 

マロリーは警戒していそうだったけど、ブッチャーがもしあのウイルスをセブン壊滅に使おうものなら、ジェン・ブイチームとは敵対しそうだ。

 

まあ普通に考えたら陰謀に立ち向かう側として順当に手を組みそうだけど。

 

 

で、物語としては、かなりサムが中心。その大切なパートナーとして、エマ。あるいは、陰謀を知っていた人間としてケイト。

 

これはこれで普通に面白かったけど、マリー、ドンマイ。

 

 

 

 

キャラについて。

 

マリー。

群像劇あるある(というより群像劇を観たときのおれあるある)だが、主人公の印象は薄め。

でも、黒人女性であることがしっかりネガティブに働いているので、やっぱ役割は大きかった。

ホームランダーが最後にマリーをすぐ撃ったのって、やっぱカラードだからかな。

 

両親殺しの件、妹の件など彼女の根幹はS2以降に温存された印象。

 

 

エマ。

冒頭、男性器にしがみつかされている性暴力あたりから、彼女の苦しみは描かれていた。

食べると大きくなり、吐いて小さくなる、というのはやっぱり精神由来の拒食なのかなと思った。最後に、泣いただけで小さくなっていたから。

 

 

サム、ルーク。

ルークが1話で死んだとき、このドラマに惹き込まれた。サムの精神描写はなかなかの重み。いないはずの人間の声が聞こえ、目の前の人間がパペットに見える。

つらすぎる現実を受け入れないように彼自身の防衛本能が働いているのかなと思った。何も感じないことを選んでしまったし。

 

 

ジョーダン。

ジョーダンリー、めちゃくちゃ好きだった。両性具有のキャラって初めて観た。男になれという家父長制の家庭とうまくいかなくなるし、でも彼自身、日頃は女の姿が多いのに、なにかを主張するときは男になる。

うまいキャラだなーと思ったし、魅力的だった。

 

能力は、普通に見てるだけじゃわかんなかったけど、めちゃくちゃ強いらしい。男のときは不滅の肉体、女のときはショックウェーブみたいなのを撃ててこれが相当強力。

 

ドラマ的にはそんなにストーリー割かれなかったので、今後の活躍とフォーカスにかなり期待している。

 

 

ケイト。

テレパス最強はX-MENで予習済み。パワーを抑えられていたことに気づき暴走するのもX-MENで予習済みでした。

 

 

アンドレ。

こいつなんか好きだったなー。かっこつけてるモテエリート。

磁力操作は最強かと思ったけど割と活躍もしょぼい。父親に逆らいきれない。小者だなー。

抱えてる闇も、ケイトとのこっそり浮気。ルークにも劣等感と優越感を併せ持っていたのでしょう。

闇、それかよ!

 

 

そんな感じ。

ああ、あとは、アシュリーが出ると嬉しくなるのはボーイズファンの総意でしょう。

 

ブッチャーとホームランダーの登場は普通にサプライズだったが、個人的にはMMやフレンチーあたりが裏で助けてくれてたみたいなのをちょっと期待していた。

 

なんか、S1から本編とクロスしているのはめちゃくちゃ盛り上がるし楽しみな反面、本編に食われないかちょっと心配だ。

ベター・コール・ソウルはブレイキング・バッド完結後、前日譚だから面白かった。同時にやっていたらどうなるか?

そういう目線で今後も楽しみたいと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カモン・カモン

昨日寝る前と今日の午前でカモン・カモン観た。渋谷パルコで観ようとしてたら見逃していた映画。

 

最初はジェシーの言動に混乱して自分の秩序に収めようとしたジョニーが「奇妙でクールな話をもっと聞きたい」と言うところ、好きだった。

おれたちもそうでなくてはいけないなと思いました。

 

運動するようになってから、夜は眠いし、寝ればあっという間に朝だし、朝は気持ちがいい。

先の予定が楽しみでもある。

 

クルマを動かしたい。ビアガーデンも行く。そして2週間後にはスイスだ。

20230211あのこは貴族

きょうは家からほぼ出ず、新聞を割と熟読し、缶ビールを飲み、サムウィルクスをレコードで流してみたりなどし、Netflixで『あのこは貴族』をみた

 

第1章、あの医者家系の親族会の風景。あれはかなり刺さる。おれの家は別に貴族でも何でもないが、開業医の祖父はかなりの「貴族」で、彼が存命の頃から続いている新年恒例の親族赤坂中華会がある。

 

スーツを着て、絶妙に間をあけて、敬語で言葉を交わし、雑談の余裕をあえて無くすように異常に大量に食べまくる。

 

集まるメンバーの学歴・職歴もまあなかなか華々しい。だが幸いにも「家」への拘りはだれにもなくて、さらに年上の従兄弟が率先して風通しをよくしてくれたおかげで、最年少のおれは現在29歳に至るまであまり「家」の意識を持たずにやってこられた。

 

だからこそ、あのこは貴族の第1章は、自分のルーツの、あまり顧みたくない部分を描かれるんじゃないかとひやひやした。あのリアリティ、なかなかです。お見合いとかなんとかそんなのは勿論うちには無いけどね。

 

主人公の家が貴族、なのかと思ったら上には上がいた。慶応幼稚舎、院で東大、弁護士、、、港区(?)タワマン。

富山県(?)育ちの水原希子。内部との壁、アフタヌーンティー。なかなかだ。

 

正直言って、あの映画の生々しさ(後半は別として)は、例えば花束のように恋する某映画におれら全員が悶えるしかなかったのと同じくらい、迫るものがあったね

認めざるを得ない

 

 

おれが幸いにもへらへら最低賃金暮らし、缶ビール、せんべろ最高で生きていられるのは、繰り返しになるが、風穴を開け続けてくれる従兄弟と、地方赴任となった新聞記者時代と、そこで出会った地方出身・金と無縁で工芸作家(志望)の妻、のおかげ。紙一重だった。危ない危ない。

 

 

 

日記:

ビズリぃーチのあの言い方と、汚職に沈黙する若手広告代理店社員にはらわた煮えくりかえるほどイライラする、

と昼酒を煽っていた妻に伝えたところ「ふーん」と言っていた

映画『ファミリア』観てきた。ネタバレあんまり無し感想

早起きし、亀有でファミリア見てきた。

 

この国にはっきりと存在しているのに見過ごされている外国人コミュニティを描いてくれそうで、しかも役所広司で、結構期待して見に行った。

 

が、結果としては役所広司のパワーでなんとか1本筋にまとまっているように見える(要所要所では結構ボロ泣きもする)が、①いろいろ詰め込みすぎ で、 ②キャラクターの造形と物語展開が「邦画」の悪いパターン だった。

 

①について。

アルジェリア紛争孤児を家族に迎える話と、保見団地のブラジルコミュニティの問題と、半ぐれとヤクザ、アフリカでのテロと、大変豪華なフルコースであった。

 

全てをリンクさせようという努力を感じたが、あまりに役所広司のキャパオーバー感があり、見ている側も2時間が長く感じるほど線がぶれていた。

 

ブラジルコミュニティの扱いは必然的に雑。結局彼らの描かれ方は、ドラッグをやり、ラップをやり、金を盗み、、という感じ。そうではなくて、もっと彼らの人権に寄り添った描写をしてほしかった。そうでなくとも誤解を招きやすいトピックなのに、これじゃ結局「ガイジンは犯罪率が高い」と思われて終わりなのでは?

 

身の回りにいる、不安定なアイデンティティと将来設計の中で、なんとか働いている外国人のことを考えてほしい。

 

外国ルーツの苦悩は、圧倒的にOMSBのアルバムを通して聴くほうが豊かに示唆に富んでいた。

 

 

 

②。MIYAVIと吉沢亮にもちろん罪はないが、前者は東京リベンジャーズ、後者はそのへんのテレビドラマにでも落っこちてそうなほど現実離れしたキャラクターで、まったく真剣に向き合う気にならなかった。

 

MIYAVIくん、娘の水筒を手放さず、殺人現場で子守唄を歌ってる、とか、ちょっと無いですね。終盤の雄たけびは演技というよりいつものシャウトで笑った。

 

吉沢亮くん、きみは、こういう映画に出てきたならばその偽善性と闘う宿命です、、、。ブラジル人の少年に対して「夢を持て」と説教するような人が、ただの純潔なヒーローとしてのみ扱われるのは猛烈な違和感。

 

松重豊のヤクザもさすがに、、。半グレにへこへこするヤクザ、という描写はもしかして孤狼の血とか見て勉強したんですか?というくらいリアリティ無し。

あとワインの瓶で人の頭叩くような真似こそ今のヤクザには似合わないし、瓶はあんなに綺麗に割れません。

 

 

半グレ関係全般要らないですね。あとテロ関係。そして吉沢亮の出番は極力減らして、役所広司がアルジェリアとブラジルという2つの「外国人」とどう家族になっていくか、という話にフォーカスしてほしかった。

 

 

オチについて。ネタバレ注意。

 

 

 

MIYAVIは逮捕され、救われたブラジルの少年少女が焼き物を継いでくれそうなエンド。

これでは何も解決していない。MIYAVIがいなくなったところで、ブラジル人たちの先の見えなさは変わらない。焼き物は食えないって役所広司も言ってたのに、それで彼らはどう生きていくんだ。

 

外国人労働力に対する国の制度は?県警は何してる?入管の問題は?

なにもかもが現実とずれていて、半端な社会派風アクション映画になってしまっていたのが非常に残念。

 

が、とにかく役所広司の姿が拝めるだけでも見る価値はある。

 

『新聞記者』感想

Netflix『新聞記者』を観ました。一気に観て、久しぶりに深夜3時。

きょうも仕事だったし明日も仕事なのに。

 

えーワタクシは一応元新聞記者なので、半ば義務感を持って鑑賞したわけです。

もともと望月さんの原作は買って読んでいたけど、ちょっと思うところがあって(政治思想ではない)、映画版は観てなかった。

けど、このタイミングでNetflixがドラマを出したことに興味があったので。

 

 

観終わった直後なので箇条書き。

 

 

【気になった点】

・村上の妻について

 

今回、綾野剛こと村上は内閣府の首相夫人付きの立場で、理財局長に直接口利きをしたキーパーソン。元松坂桃李。

で、色々あって、証言する気になる。ということなのですが、決め手の一つが最終話の妻の発言でした。

 

が、そもそもコーヒーを妻が淹れて夫が飲む、という演出に引っかかっていたところ、妻は「あなたは国民に仕える国家公務員になりたいと言っていた。私は4人で穏やかに暮らせればそれでいい」と。

 

発言内容は僕自身の価値観に近いのだけど、作劇上の役割はあまりに「村上の妻」でしかなく、女性の描き方として古すぎる印象があった。

 

 

・マスクしてください

 

物語終盤はコロナ禍も描くのだけど、これはもう全員思ってるはずだけど、登場人物がマスクしてなさすぎ。ユースケサンタマリアはマスクしてたから偉い。

 

 

・東都新聞本社が、理財局長ら不起訴をテレビで知る

 

これはすごく気になった。テレビより前に自社の記者から絶対情報上がってると思う。

いや、他部署の記者は知らんけど。キャップはテレビ見てる場合じゃないでしょ。

 

 

・新聞記者の描き方

 

結局、原作らしいというか、表現が難しいけど。うーん。

裁判に向かうところで終わる、というのは現実を考えると妥当だと思うのだけど。米倉涼子も横浜流星も、そこに立ち会っているのは新聞記者という職業としてではない、というところが少し気になった。

社会に一石を投じる、という理念はあっても、字にして伝えるのが本業であるから。

 

あとそもそも、横浜流星くんを公私混同で連れ回しているような印象は拭えず。

 

 

・「米倉涼子だけ良い記者」

 

マスコミは遺族配慮が足りないけど、米倉涼子だけは良い人、っていう描写がちょっとズルかった。

家で張ってる週間文潮とやらの記者はゲスくて、お墓で張ってる米倉涼子は誠意があるって、それは違うんじゃないか。

そもそも最初スクープした毎朝新聞(そういえば、産経っぽいのもあったけど読売っぽいのが出なかったね)だって気骨ある報道だろうに。

 

 

【良かったところ】

・新聞記者の描き方

 

↑と矛盾するようだけど。朝駆けも夜回りもしていたし、大切なところは取材先との関係構築からの多角的情報、そして字にすること。というのがちゃんとあってよかった。それだけに、ラストシーンがなんとも言えなかったんだけど。

 

あと、レッツノートを使っていたところがよかったです。

 

 

・役者陣

 

みんな素晴らしかったです。特にまあ、綾野剛だけど。

でも横浜流星くんも良かった。

 

 

・最後のモノローグ

 

これも良かった。結局、立場を問わず自分と社会の関係を俯瞰して、全体像を見ること。

 

 

・名古屋高検

 

これはもうフィクションのカッコよさ。

 

 

 

 

 

 

という感じで。

安倍晋三夫妻の名言も飛び出すし、みんなが森友学園のことを忘れている今、観る価値ありな作品と思いました。

 

映画版も見てみようかなあ。でもなあー。

 

アメコミファンは舐められているのではないか

ついさっき思ったんですけど、アメコミファンってガンダムファンとかエヴァファンと比べて舐められてません?日本の映画評論・映画レビューにおいて、ですけど

 

というのもですね、ジョーカーなんですよ。一応ネタバレ無しで書くんですけど、ふんわりとした映画像には触れるのでご注意ください

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうイイですか?はい、あのね…。

 

『ジョーカー』は『ダークナイト』と関係ないの、分かってよ!!!

 

もうそれだけなんだけどね。町山先生とかrootsy先生とか、すんごく色々書いてるワケ。あのアーサーが、ヒースのジョーカーとつながらない。だとか、つながる。だとか。そもそも関係ないことを分かってよ!

 

だってバットマンとジョーカーの関係なんて、最近こそノーランの影響もあってシリアスな対比だけど、一時期なんてずーーーっとトムとジェリーみたいなツンツンコンビだったんだからな。皆さんが思ってるジョーカー像って結局ダークナイトの話でしょ!?許せねエ~~!

 

 

アメコミファンはそりゃあ国内よりあっちの本土に多いからな。

でもガンダムとかエヴァだったら、君ら、原典に触れずして好き勝手語ろうもんなら(たとえばスパロボだけやって)、ボッコボコにされっからな。シャアをやたらバカにして笑ってるお前らよお、一目でばれてんだからなコラ。ファンの厳格さが抑止力として作用してんだヨ。おめえが気づいてないだけでな!

 

 

アメコミ映像化はたしかに色んなものを内包しますよ。マーベルだってDCだって、特にDCは、差別も貧困も政治も戦争もやってますよ。でもアメコミ映画なんだよ!!アメコミを勉強しろ!!!

 

いや、これは過激派です。本当はわざわざ勉強なんてしなくていいんですよ。「ジョーカーはあんなやつじゃない!」とか言わなければ!

あの映画は本当にかっこよくて、スマイル・トラヴィス・スコセッシ!という感じでとにかく良くできていましたし、ホアキンが演じたジョーカーはめちゃくちゃ美しくはまっていましたよ。

 

その上でばっちりバットマン映画およびゴッサムシティ映画でした。

あの舞台はニューヨークじみてはいるけど・架空の街ゴッサムで!!ジョーカーはヒースレジャーのものじゃなく・異常に幅を持たせて描かれるのが常の・バットマン世界のヴィランなんですよ!!

 

 

だから、とにかく、みんなジョーカー観て欲しいしドラマゴッサムとか、アーカムシリーズとか、コミックキリングジョークでも何でもいいから触れて欲しいんですけど、

知らないことを偉そうに語るのだけはやめてよ!!パチンコでしかエヴァ知らないヤツがエヴァQバカにしてたらイヤでしょ!!

 


ジョーカー観たらもっとこう、監督がハングオーバーシリーズから一気に作風を変えた(変えざるを得なかった)アメリカの空気感の変遷とかさあ、アーサーは実際の社会のどういう存在のキャラクター化なのかとかさあ、あるいはコミックへの目配せ部分でゴッサムの成り立ちとかさあ、そういうこと考えようよ。

アメコミファンぶらないでよ!



ふう…炎上したくないです。ほんの気持ちで書き殴ってしまいました、申し訳ありません、皆さん好きに楽しみましょう。許してください

スパイダーマンMCU離脱報道に落ち込んでいる

数日前から交渉難航のウワサは出てたけど、急展開したのでビックリっす。このエントリーはビックリ故の書き殴りなのでご容赦ください!

 

 まあまだ公式発表はなんもないけど、かなりの数のメディアが裏取ってるみたいです。

 

https://io9.gizmodo.com/spider-man-will-no-longer-be-shared-by-marvel-and-sony-1837416155

ディズニーがソニーピクチャーズにふっかけた条件が、制作費の半分出すから興収の半分もくれ!というやつ。以前は制作費ソニー負担、興収の5%ディズニーに還元だったんで、いきなりこんなんムリでしょう。

ディズニーって金のことばっかり考えて作品をダメにするって思われても仕方ないよね。なんせ僕はネットフリックスマーベルの打ち切りをまだ許していませんので…。

 

で、上の記事に

Two more Spider-Man films are reportedly in development, with both director Jon Watts and star Tom Holland attached. Plus, Sony has begun its own Spider-Man mini-universe thanks to huge hits like Venom and Spider-Man: Into the Spider-Verse, both of which have sequels on the way. 

 って書いてあるけど、本当なのかなあ。トムホとジョンワッツは続投というウワサ。

 

どうなるかはぜんぜん分からないけど、MCU離脱するならもう3度目のリブートでいいんじゃないかって感じもする。トムホピーターの見た目してて、トニーもアベンジャーズも存在しない世界ってんじゃあちょっとねえ…。まあケビンファイギ指揮下じゃなくなったらトニーやハッピーの名前を全く出せないかは分かりませんけど。

そもそも、スーツもトニー製だったんだし、今後ソニースパイダーマンであのスーツ着るためにはMCU世界観引っ張らざるを得ないよね。それができないならやっぱイチからやり直すしか無い気がするんだけど…。そんで、顔だけ同じってのもアレだから、役者も替えた方が良い。トムホランド最高だったけど。あー悔しいなあ。

 

 

アベンジャーズ的にも、今後しばらくの客集め要員はスパイダーマンだったわけだし、FFHであんだけトニーの後継者とか言ったり、最後にJJJ出したり、ものすごい引きで終わったりしたわけだから、こんなことでまともな続編が出なくなるのは酷い話だ。

 

これ、目先の金が欲しかった以外に、ディズニー側になんのメリットがあるんだろう?ソニーはヴェノムもスパイダーバースも当てたし、なんつってもそもそもスパイダーマンはソニーが権利持ってるキャラなんだからディズニーと共同制作しなきゃいけない理由はぜんぜん無い。ディズニーからしたら、MCUにスパイダーマン出せないのってほんとに痛手だと思うんだけどな。

 

ストレンジとかガーディアンズとか、いきなりスパイダーマンのこと一言も触れずに今後話進めていくのか?そもそも、こないだまでいたヒーローが今後はピンチにも助けに来ませんって、世界観崩壊だと思うんですけど。こんなことになるならムリに出さない方が良かった。ディズニーなに考えてんだ。

インクレハルクとかローディみたいに役者が変わった例はあるけど、フェーズ1の話だし、キャラクターは問題なく地続きだから良いわけですよ。ピーターの存在だけピタっと消すには、それこそMデイくらいのおっきなイベント用意して世界改変しないと納得いかないよな。

 

 

いやあ、個人的にはMCUありきのスパイダーマンはそんなに好きじゃなかったんだけど、とはいえ、こんなことになるのはファンとして悲しいっす!悲しすぎる。コミコンでスパイダーマンの話が出なかったのはこういうことだったのね。

 

 

あと胸くそ悪いのは、ネットで「ソニー死ね」とか「ソニーはクソ。トムホを返せ」とか言ってるバカがすげえ多いこと。どうしてあんなバカが多いんだろう。ソニーがディズニーにキャラ貸してただけですから。うまみが無くなったら共同制作しないの当然でしょ。10億ドル超えの作品の興収半分を、制作費の半分負担で持ってかれるなんて、誰が呑むんだろう。

権利はマーベルがソニーに半永久的に売ったもので、そこにディズニー関係ないしね。ディズニーはアベンジャーズ人気だな~って頃にマーベルスタジオ買収しただけなワケで。まあ仮にソニーにものすごい落ち度があったとしても(なんじゃそりゃ)、「ソニー死ね」は無いでしょ。別にこれに限らないけど、脳細胞1個くらいしかないような人たち、なんとかしてほしいな

 

 

とにかくソニーはスパイダーバースにトムホ出すなり、スパイダーマンvsヴェノムやるなり、なんでもいいけど良い作品作って、そんでちゃんと締めくくりまでやってくれ。

サムライミ版、アメスパに続いてMCUスパイダーマンまで中途半端に終わることになるなんて思わなかったな。あーあ。

 

みんな待ってるトムホピーターとトムハヴェノムの対決、とりあえず楽しみにしてるね。

ロッキー4をめぐる口論

先日、近所の商店街で昼間から飲んだくれていたところ、映画と音楽が好きなデザイナーの方と知り合えた。

 

その方からステキなTシャツとワッペンを買いました

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かわいい

タクシードライバーのデニーロとパルプフィクションのダンスシーン、そんで山下達郎のRide on timeジャケ。あざとい!

 

 

で、その方と映画の話をしていたんですが、「ロッキーと言えば4だ!」とおっしゃるので、ワタクシは腰を抜かしてしまった。

 

ロッキー4!?ロッキー4だって!?

ドルフラングレンのムキムキしか観るとこないよ!

 

「音楽が良くてねえ」

「アイオブザタイガー」

「若いのによく知ってるねえ~!」

 

いや確かに、サントラの最高っぷりは認めざるを得ない。

サバイバーではアイオブザタイガーだけじゃなくてバーニングハートも超いい。何より、ハーツオンファイヤーが大好きなのだ。これまでの人生、やる気が出ないときはいっつもハーツオーンファーイヤーと歌ってきた。JB御大のリビングインアメリカもあるし。ロッキーのテーマも派手でかっこいい。

実は、ファンファーレfromロッキーもめっちゃくちゃ格好いいのだ。マックスバリュで流れてそうなシンセの音色で、めちゃくちゃ泣かせるメロを奏でている。

 

 

 

「話も良くてねえ」

「アポロの仇ですもんねドルフラングレン」

「ファンだねえ~!」

 

ファンだ。僕はロッキーが好きだからフィラデルフィアに単身渡り、かのランニングコースを走ったこともある。この作品ではアポロクリードの無念を晴らすため、彼のコーチであるデュークもチームに加えてドラゴ(ドルフラングレン)に挑むんだ。熱い展開だね。

 

でもロッキーⅣはぜんぜんダメだ!

 

ロッキーの敵はソ連なのか!?

この作品では露骨にアメリカ対ソ連の構図だ。露骨っていうか、それしかない。で、ドラゴはソ連の最新技術を使って体を際限なくムキムキにしていく。一方のロッキーは、冬山で薪を割ったり、岩を運んだりして鍛えていく。超科学バーサス超自然!結果は自然の勝ち!

まるで昨今の日本のようだ!仮想敵を作り、自国側の美しき精神性を強調し、悪を叩く!

ロッキーはそんな政治的思惑に利用されているのに、本人は気づかない!(いかにロッキーでも映画の外を見ることができないのが悔しい)

 

ロッキーは!!フィラデルフィアの街と同じように!!演じるスタローンと同じように!!!くすぶり続けた男が闘志を燃やして「挑む」姿を周囲に!!俺たちに見せてくれる映画だ!!その拳にナショナリズムは関与しないのである!!ましてやソ連に立ち向かうアメリカを象徴するなんてありえないのだ

 

 

しかし、しかしだった

 

ロッキーⅣを愛するその方はこう言った

 

「俺が小学生の頃に、初めて映画館で観た映画だったんだ」

 

そうか

それは仕方ない

 

そんなこと言われちゃあ、仕方ないじゃないか。

 

映画館で初めて観た映画で、ロッキーがアポロの仇を討つためにソ連に渡り、血を沸騰させるような音楽をバックに、科学に頼らずに鍛えて鍛えて、ついに宿敵を破ったら、そんなん忘れられないよね。

 

ロッキーは、世界中の俺たちに勇気をくれるんだ。後になって評価するモノではなかった。そのときその瞬間、ロッキーを観た少年少女たちに、生きる力をくれるのだった。

クリードもクリード2も同じだ。おおスタローン。スタローンは俺たちのヒーローだ、俺が愚かだった。

 

 

泣きながら成り上がるロッキー、アポロにリベンジする2、これまでの総決算的な3、趣向を変えた4、世代交代と老いを描き上げたロッキーバルボア、主役を替えてのクリード、クリード2……

どれも最高だ。

 

いや、一つだけ違う。ロッキー5だ。

ロッキー5、なんてつまらないんだ。目を覆いたくなる出来だった。べろべろに酔っ払って観ても途中で真顔になってしまいそうだ。ロッキー5だけは誰にも勇気を与えていないだろう。

 

 

ロッキー (字幕版)

ロッキー (字幕版)

 

 

Taiko Super Kicksと本日休演の新しいアルバムが出たよ。


でたよ!

相変わらずさいっこうなテイストですね。いかにも京都、いかにも京都大学って感じでね。鈴木慶一あたりに可愛がられるのも当然だよね。この曲は最後数秒をずっと続けてほしくなっちゃうな。

 

もう1年近く前、名古屋に来て初めて見たライブは本日休演だった。めちゃくちゃに美しい時間だったな。ノグチくんは輝いていた。なんで亡くなっちゃったのか、直接知り合いじゃない僕にはわかんない。

 

本日休演のビデオ、というかミロク周辺の同期バンドの映像は小池茅くんという人がディレクションしていて、これがほんとにグッとくる。

大学生だった時、これを見てほんとに嫉妬したな。同い年なのに、なんで生死のことをこんなにエッジ効かせて撮れるんだよ。小池君は僕のことなんか知らないけど、実は会おうと思えばすぐ会える関係にある。いつか話してみたい。

アイラブユー [MRCD-5653]

アイラブユー [MRCD-5653]

 

 

 

最近アルバムを出したバンド、そして同い年の映像作家といえばTaiko Super Kicksもいます。

これが新曲。

 

ここ数年のクソライフをずっと支えてくれたマイスウィートチューンがこっち。低い午後の映像を作ったのがジョーさん。

一緒に過ごした期間は一年にも満たないけど、あんなにかっこいい同い年がいるなんて初めて知ったな。そういうこと言うと、なんにも分かってないとか呆れられそうだけどな。まあ許してよ

Fragment

Fragment

 

 

 

もう良い歳になりつつあり、昔は同じ立場にいたと思ってた同年代たちはどんどん活躍し始めてんすよね。最高だね。

フィロソフィーのダンスの作編曲やってる宮野くんも、阿佐ヶ谷ロマンティクスの皆さんも、俺マジ超応援してるからほんとに。

 

 

関係ないけど、リバーズエッジの実写版、まだ観てないんすけど、どうなんだろうな。岡崎京子のいいとこって風景にしろ人の顔にしろ、線と余白しかないところだと思うんで、実写になって余白が現実で全部埋められちゃうのはちょっと怖いな。観ないかもしんない。いやまあどうせ観るけどね。

一事が万事って絶対おかしいだろ

一事は絶対万事じゃないと思うんですけど、思いませんか。

一事が万事って、些細なことから全てのことが分かるってことなワケですよ。お前、一事が万事だから、気を付けろよ。なんてオッサンが言ってたりするのもよく見かける。

 

イヤ〜そんなんじゃセンター試験1問も解けませんよアナタ。命題と証明からやり直しです。

 

まあそんなんどうでもいいんですけど、アップルミュージックってやっぱゴミだけど凄く便利ですね。前に探したときは無かったはずのYEN TOWN BANDがいつの間にか聴けるようになってた。

このMy Wayは個人的にオリジナルに匹敵するくらい良いと思う。映画の中で流れたときもぐっときた。あともちろん上海ベイベ。

たまんないな…Charaは天才…

 

MONTAGE

MONTAGE

 

 

 

 

スワロウテイル

スワロウテイル

 

 

Netflix『デビルマンcrybaby』感想

観ました。みましたか?

 

ネタバレアリで思ったこと適当に書きますのであんまり読まないでください。

 

 

新装版 デビルマン 漫画文庫 全4巻 完結セット (講談社漫画文庫)

新装版 デビルマン 漫画文庫 全4巻 完結セット (講談社漫画文庫)

 

 

 

・泣くことと走ることの2つをしっかり軸にしてこれだけの題材をまとめてるの、素直に感服した。

それだけにスーパー高校生くんは泣けて走れるのに明になれなかった存在として悲しい。

 

・主人公は一応明だろうけど、色んなキャラクターが活き活きしていて好きだった。信念という意味ではミキの人間代表っぷりも圧倒的存在感だった。感情の揺れ動きで言えば完全に了くんが主人公だった。了くん、YMO即加入できそうなカリアゲだったな。

ミーコはちょっと苦手だ。凄く王道な成長を見せたけど、序盤の自慰行為がショックだった。自分、ずっと思春期なんで…。

で、スーパー高校生くんが俺は1番好きだった。

 

・順番に思い返すと、1話〜3話、エログロしっかりやります表明に必要な尺かなと思った。最序盤のコミカルさは個人的には要らなかった。

 

・4話?あたりの会議シーン、法整備と徴兵の話、たった1分くらいの会議シーンが印象に残った。

 

・あとはもう怒涛の勢いだった。

ああその前に書いておくけどKEN THE 390も般若も良い存在だった。物語に必要なアイテムとして上手い使い方だったし、そんなん置いといてすげえ愛せるキャラクターだった。なんか強いし…。

 

・なので9話はちょっとほんとに悲しかった。でもSNSでバッシングされながらもちゃんと繋いだ場面、すげー嬉しかった。ニコ生とかアベマみたいな中盤の描写はちょっとステレオタイプな「ネットの悪意」って気もしたけど、9話はそんなフィクション感もいちいち気にならなかった…。

 

・9話最後の明と10話の明はちょっと繋がらないような気がした。うーん、でもまあバトン繋がれたのは確かだからなあ。フリーハグのことも頭からすっ飛んではいないだろうし。

 

・終盤はエヴァ旧劇みたいな部分がちょいちょいとあったけど(まあどっちが本家かとか言うとわけわかんなくなるけど)、10話は90年世代の僕としてはエヴァだったな。

漫画デビルマンってどこまでも救いが無い話だけど、今回のはほんのちょっと優しく変えられてたかなと思った。

 

そう、8話あたり観たとき思ったのは、これでシンエヴァはまた遠のいたかもしれないということでした。

 

・忘れてた、今回OPは電気グルーヴだった。もうめちゃくちゃ格好いい。マン、マン、マン、マン、マン、ヒューマンって言ってたのアレ石野卓球かな、なんとなくピエール瀧の方かと思ったけど分からん。

とにかく、オクターブ繰り返すだけのベースが所謂有名な方のデビルマンテーマっぽいダサさもあって、怖くもあって…

あと9話でまさか七尾旅人とは。さっき音源で改めて聞いてきた。9話で聞いたときは卓球要素あんまり強くないなと思ったけど、また違う印象になった。あの曲、9話の特別ED曲って扱いで大正解だと思う。ほんとに。

 

DEVILMAN crybaby Original Soundtrack

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映画『南瓜とマヨネーズ』観た

ちょっと前に、伏見ミリオン座で『南瓜とマヨネーズ』を観た。今日も仕事抜け出してもう一回観てきた。

 

下北沢ね……。

愛知県でこういう映画観ると、東京に出て下北沢ガレージでライブやってみたいにゃあなどという気持ちになる。まあガレージに臼田あさ美さんみたいなPAがいた覚えはありませんが。

ガレージの楽屋のシーン、あんな人やこんな人のポスターがそのまま貼ってあって胸が熱くなったな。

 

あとオダギリジョーっすよね。俺は仮面ライダークウガの大ファンで、以来ずっとオダギリジョーのファンでもあるけど、彼の凄いところはこういう映画に出たらすげえムカつく人間になれるところだと思う。ハギオよ。

 

 

主役、

臼田あさ美のツチダみたいな人、何人か知ってるなと思った。みんな元気かよ。ヤケになるなよ。

 

せいいち役の太賀、なんと同い年なんだよな。かっけえなあ。バイト頑張りすぎやろ。

 

 でもこれは多分みんな思うことだろうけど、絶対そうだと信じているけど、一番良いキャラは田中だよね。最高すぎ。

 

スタッフロールがまた良かった。協力、ガレージ、都夏、ノアで懐かしくなるのは置いといて、川島小鳥の文字を見てまたヤラれた!と悔しくなるのも置いといて、

「コンガ指導 大儀見元」ですよ。笑っちゃった。

MINAMISは結局どこに参加してたんだろう、2回目観たのはそのためだったのにまた分かんなかった。

 

南瓜とマヨネーズ (フィールコミックスGOLD)

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