というのは半分嘘で、本当はカードキャプターさくらをずっと見ていた。なんつってもさくらが可愛い。楽しい。
YMOは日本が誇るモンスターバンドだ。
僕もまだまだ若輩者とはいえ、YMOに憧れて彼らの音楽を聴き、そして坂本龍一・細野晴臣・高橋幸宏のそれぞれのバックグラウンドについての知識を得て、ソロ作品も聴いた。
そもそもこの三人は一人ひとりが強烈すぎて、一緒にバンドを組んでいたことが未だに信じられないという感じがする。
と語り始めようとしたところで、実は僕はYMOが世界で一番好きなわけではない。
でも、ぼーっと音楽について考えていたところ、僕はYMOに出会い、音楽に惹かれ、様々なジャンルに手を伸ばしたような気がする。
勿論例外はある。在日ファンクだとかスチャダラパーだとか、あるいはジェイミー・カラムだとかマーカス・ミラーだとか。まあこじつけは出来るけど。
そもそも好きな音楽は何?と聞かれると僕は本当に困ってしまう。ということに気付いて以来、その答えをぼんやりと考えていたところ、YMOからの派生ではないかと思い至った。
思いつくままに好きなミュージシャンを挙げれば、デヴィッド・ボウイ、山下達郎、SOIL、森は生きている、ミツメ、ビートルズ、ストーンズ、KISS、青葉市子、ダフト・パンク、ametsub、クラフトワーク、ユーミン、ジョージ・ベンソン、菊地成孔、マイルス・デイヴィス、レッチリ、クイーン…
本当に思いつくままに挙げてしまった。
YMOはそもそも、60年代、70年代の英米ロックへ人を導く性質と、クラフトワークはじめ電子音楽の入り口としての側面が両方あると思う。
前者が細野晴臣、後者が坂本龍一の影響ということだろうか。いやそうでもないな。
細野晴臣を辿るなら、まずティンパン系ミュージシャンおよびはっぴいえんど界隈に行き着く。
そしてオールドロックが日本に吸収される過程を目の当たりにし、2010年代以降にも続く、フォークやカントリー系音楽に誘われてきた。
森は生きている或いは空気公団なんかはモロに山下達郎を経験したバンドだし、僕はその山下達郎は細野晴臣とのつながりによって通過することになった。
というかぶっちゃけYMOより山下達郎に入れ込んでいる。
青葉市子を教えてくれたのは攻殻機動隊ARISEだったが、その交友関係にはやはり細野晴臣がいて、そして近年YMOをサポートしている小山田圭吾もいた。
一方坂本龍一からの派生は、何よりデヴィッド・ボウイだ。戦場のメリークリスマス。
ボウイに心酔してしまったために、イギリスの他のロックも聴き漁ることになった。
ちなみにその際はいつも細野晴臣や大滝詠一らの世代のことを意識しながら新鮮な気分で聴いていた。
ビートルズに熱中したのは高橋幸宏のせいかもしれない。彼はリンゴスターを憧れとしているから。
NHKでやっていた、ハローグッバイのカバーは本当に素敵だった。
なんだかまとまらなくなってきた。
あとはなんだろう。エレクトロニカを聴くようになったのは明らかにYMOの直接的な影響だ。
ametsubもそうだし、ryoji ikedaなんかのノイズも聴くようになった。tofubeatsみたいなポップスも素敵だし、perfumeも好きだ。
ただ、ジャズとの関係性は難しい。
高橋幸宏も細野晴臣も、ロックやフォークの畑だし、坂本龍一はクラシックピアノだ。
強いて言えば、菊地成孔を間に挟むことでDCPRGみたいな電子音楽からマイルス・デイヴィスへ繋げられるかな。
それなら最初からYMO→マイルスっていけばいいのか。
あるいは椎名林檎を経由することも出来そう。彼女は日本のポップスを良質に保ちながら牽引してきたと思う。
そしてときに歌謡曲の枠を超えてジャズへ踏み込む。
YMOとのつながりで言えば亀田誠治が先に来るのかも。
このブログで一番長いエントリーになっている気がする。
そんだけYMOはすげーってことかな。
勿論それを支えた渡辺香津美も矢野顕子もすげー。
日本の音楽は捨てたもんじゃない。
全然話が着地してないけど、書きたいだけ書いたのでまたカードキャプターさくら見よう。