8/4夜-8/5朝で、富士山に登ってきました。五合目から山頂。
富士山で登山ガイドをしている先輩に連れて行って頂いたので、無料でプロのガイド付という凄まじい待遇。天気のコンディションも良く、御来光もバッチリでした。
まず15:00に新宿で集合した我々は、高速バスで富士山五合目を目指しました。
新宿→富士山五合目
バスはいたって快適、全座席にコンセント付。とはいえ、特にやることもなく目をつぶってウトウトしながらマークジュリアナを聴いていたらいつの間にやら五合目でした。
五合目はこんな感じ。
店や人で一杯、活気もあるためここはまだ下界だという感じを強く受けます。
五合目→七合目
五合目で軽食を取り、いよいよ出発。一時間も歩くと日は暮れて、徹夜登山っぽさが出てくる。ちなみにこの日は河口湖の方で花火が上がる日だったようで、富士山の上からちっこい花火を見つめました。上から見る花火も悪くないもんです。
下を向かない、ももを上げない、呼吸は吐く方に集中、休憩中は肩をほぐす、深呼吸、水分補給、など数多のアドバイスを頂きながら、テクテク歩きます。
満点の星空、遠くで上がる花火という最高のロケーションのあと、七合目辺りは岩場。こいつぁ辛い。ももを上げないと言われても、上げないことには登れない。この岩場が確か1時間強?続き、ヒイヒイ言いながらなんとか突破。
ちなみに今回の登山では一貫して40分ほど歩くと5分ほどの休憩、稀に30分〜1時間ほどの大休憩を取りました。
七合目→山頂
流石に少しずつ疲れが出始めたものの、まだまだ余裕で登り続ける。九合目付近には鳥居なども有り、テンションも上がります。
何を話していたかあんまり覚えていませんが、小学校時代の恋愛話などを聞いていた覚えがあります。なんでだ。あと歌を歌っていました。
途中からいよいよ気温も下がってきて寒くなります。八合目辺り?の休憩で食べたカップヌードル、神の味でした…
上述の先輩と同様、富士山ガイドをやっている高校時代の友人や、ブログを5つやっている謎のおじさんなどと遭遇し談笑したりしました。
おじさん達に行程を聞かれ、19時に五合目を出発しましたと答えたところ、「それは凄い弾丸だね〜若いね〜」と驚かれました。それまで僕達は割とゆったり登っているつもりだったので、「俺たち弾丸なのかよ!ゆっくり行きましょうって言ったのに話が違う…」と戸惑いを隠せませんでした。恐るべしスパルタ。
そして遂に山頂へ。時刻は確か3時過ぎ。これは達成感マックスです。ガイドの先輩が携帯コンロを持ってきてくださっていたので、お湯を沸かしてコーンポタージュ。まさに神の味です。
山頂でしばらく休憩したのち、御来光を拝むべく火口を半周し、剣ヶ峰へ移動。剣ヶ峰はあたかもナイトメアー・ビフォア・クリスマスのアレのような地形で、異様に疲れました。
そして剣ヶ峰。4:35が御来光の時刻。朝焼けの美景を眺めつつ待ちます。
それはそれは美しく…まあ泣きました。
御来光のみならず、箱根付近の雲海もとても綺麗でした。
完全に太陽が昇ったあとは、また火口を半周してから下山です。
火口の大きさ、そして影富士のかっこよさ…
また、下山道に入る前に見えた山中湖方面の景色は、個人的にナンバーワンの絶景でした。
綺麗。
山頂→下山
下山道はひたすら下り坂の砂利道。ツアー客の方々はジグザグに進み、傾斜をゆるやかにしていましたが、我らがガイド先輩は「走ったほうがラクだよ」と言い放ち、飛び跳ねながらダッシュで降りました。余裕で靴ずれしました。
下山の最後の方は流石に疲れが凄まじかったのでQueenを熱唱しました。ボヘミアン・ラプソディを歌うと何故か笑えたのはやはり疲れていたからでしょう。
温泉→東京
ヘトヘトになりながら五合目目へ到着。無事に富士山に登れたことが嬉しくてニヤニヤが止まりませんでした。しばらく休み、ソフトクリームを食べたり、靴ずれで歩けなくなっていたのでその場でサンダルを購入したりしました。そしてバスで河口湖付近の温泉へ。
極限の疲労状態での温泉、いや〜これはもう最高です。実は登山途中で右足を痛め、足が全く上がらなくなっていたのですが、温泉で温めたところ多少改善されました。すげー。
その後休憩室で爆睡したりなどしたのち、バスで再び新宿へ。そして今回の登山は終わりました。
非常にヒジョーに楽しかったです。星空もカップヌードルも御来光も何もかも、スケールがデカくてよい。東京はちっぽけですね。
ちなみに新宿に着いた僕はその足で、来週からアメリカへ行くためのパスポートを受け取ってきました。旅から旅へ。アメリカから帰国した翌日から北海道へ行きたいのでフェリーも予約しなければならない。旅から旅から旅へ。
というかその前に明日から新潟行きます。