深夜ファミレス記録

もう深夜にファミレスにも行かなくなってしまったけど、上野か新宿で夜中まで飲んだあとに勢いで書く日記。

【音楽】2016年上半期ベストアルバム10枚

今年も半分終わりなので、この半年以内に発売されたアルバムの中で気に入ったものを羅列しておきます。というかボウイのブラックスターからまだ半年しか経ってないのか…。

 

★ / David Bowie

当然これでしょう。マークジュリアナとボウイが手を組む、それだけでも大ニュースだったのに、ダニーマッキャスリンのバンドをそのまま持ってくるなんて。そして、「ケンドリック・ラマーにインスパイアされた」と語るなんて。SueとTisがこんなアレンジになるなんて。そして死ぬなんて。

 発売された日から、この曲に痺れ続けています。Where the fuck did Monday go?

Blackstar

Blackstar

 

 

Everything's Beautiful / Miles Davis, Robert Glasper

いつかやるだろうとは思っていたけど、こんなにクールに音が鳴るとは。マイルスとグラスパー夢の共演作品です。ジャケット最高すぎませんか?マイルスマイルスマイルス、グラスパーグラスパーグラスパー。ゲストもスティービーワンダー、エリカ・バドゥ、ハイエイタスカイヨーテ、ジョンスコなど異常な豪華さです。

エヴリシングス・ビューティフル

エヴリシングス・ビューティフル

 

 

オリジナル・サウンドトラック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」 / 菊地成孔

「サンダーボルトには、やっぱフリージャズだな!」「ジャズが聞こえたら、俺が来た合図だ」などなど素晴らしく電波な(菊地成孔だけに)セリフが飛び交うガンダムサンボル。ガンダムとジャズが好きな僕にはドストライクです。ちなみに原作漫画の方はあまり好きではありません。アルバムとしては、最後の最後にdCprGの曲が来るのがたまらん!ヒリヒリしてます。それにしても、宇宙空間で音楽を聴く(敵機にも聴こえる)という設定のために色々考証したのだろうなあ。お疲れ様です。

オリジナル・サウンドトラック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」/菊地成孔

オリジナル・サウンドトラック「機動戦士ガンダム サンダーボルト」/菊地成孔

 

 

The Revival / Cory Henry

ご存知スナーキーパピーの鍵盤その1ことコリーヘンリー。「初恋の相手だ」と語るハモンドオルガンのみのシンプルなライブ録音です。乗りやすい曲、速弾きテクニカル曲、ハーモニーで魅せる曲、などカラフルできらびやか。正直言ってスナーキーパピーはあまりツボではないのですが、やはり各プレーヤーの才能は疑う余地もないです。一人だけでこんな世界を作れるとは…。

リヴァイヴァル

リヴァイヴァル

  • アーティスト: コリー・ヘンリー,ジェイムス・ウィリアムス,ジョン・レノン,ポール・マッカートニー
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/04/13
  • メディア: CD
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Black Track / SOIL & "PIMP" SESSIONS

ソイルの新作です。今回はかつての浮雲ことペトロールズ長岡を招いた曲がリードトラックとなっています。ブラック&メロウがテーマだという本作は、初期作品(PIMP OF THE YEARとか)と比べると驚くほどに音が洗練されています。リリースパーティーにも行ったのですが、そのライブでは…。とにかくスタジオ音源はマジカッケーっす!後半に入っているシムーンという曲がシンプルで好き。

BLACK TRACK

BLACK TRACK

 

 

META / METAFIVE

これも随分昔のように思えますがギリギリ2016年です。高橋幸宏、テイ・トウワが中心になって(いるように思える)、小山田圭吾、LEO今井、砂原良徳、ゴンドウトモヒコが結集したオールスターバンド。最高の一言です。スタジオライブを先行公開するという手法は頭いい。アルバム後半に「ラッキー」というテイ・トウワのソロ曲(幸宏さんも参加)が入っている辺りに権力を感じます。あと、突然「チカッ!」と叫ぶ遊び(レオごっこ)は楽しいのでおすすめです。

META

META

  • アーティスト: METAFIVE(高橋幸宏×小山田圭吾×砂原良徳×TOWA TEI×ゴンドウトモヒコ×LEO今井)
  • 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
  • 発売日: 2016/01/13
  • メディア: CD
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まほう / ASA-CHANG & 巡礼

スカパラ創設者、ドラマー、パーカッショニストのASA-CHANGです。椎名林檎ファンの方であれば、あんな曲やこんな曲に参加している人です。そのASA-CHANGのプロジェクト「巡礼」は、後関好宏と須原杏が加わって新体制となりました。ゴセッキーといえば昔DCPRGで吹いてたし、このアルバムにはコーネリアス小山田圭吾がガッツリ参加してるし、なんだか同じようなメンツのアルバムを並べてしまった。だって好きなんだもの。リードトラックである告白という曲は素晴らしすぎます。映像も素晴らしすぎます。

まほう

まほう

 

 

fam fam / never young beach

今や若者の間で大人気となったネバヤン。二作目のアルバムもやはり超良いです。「一作目である種完成されていた中、敢えて同じ路線を突き進んだ」という記事も読みましたが、まさにその通り。あとネバヤンはMVがツボすぎる、本当に。タイトルもいい。「なんもない日」とか、前作ですが「散歩日和に布団がぱたぱたと」とか。なんといっても、この時代に「明るい未来」ですから。明るい未来のMVに出演していたモデルの方は最近結婚されました。明るい…。

fam fam

fam fam

 

 

A long day / ミツメ

ミツメの新作も出ました。サチモス、サナバ、Yogee、ネバヤン、その辺も大好きですが、原点なのはやはり森は生きているとミツメとスカートと吉田ヨウヘイです。そんなミツメの新作も相変わらず。相変わらずいいんです。メンバー全員ひ弱な見た目で、ラララだのトゥルットゥーだの歌っている彼ら、これからもフラフラと突き進んで欲しい。ギターのカッティングの気持ちよさ、ベースの意外なゴリゴリグルーヴ、間をあけたドラミング、大好きです。

 

A Long Day

A Long Day

 

 

恋愛小説2~若葉のころ / 原田知世

これは入れるかすげー迷ったんですが、入れます。原田知世によるカバーアルバム2作目。なんといっても選曲が完璧過ぎる。 September (竹内まりや)、 やさしさに包まれたなら (荒井由実)、 秘密の花園 (松田聖子)、木綿のハンカチーフ (太田裕美)、キャンディ (原田真二)、年下の男の子 (キャンディーズ)、異邦人 (久保田早紀)、夏に恋する女たち (大貫妙子)、夢先案内人 (山口百恵)、SWEET MEMORIES (松田聖子)ですよ。巣鴨の居酒屋でSeptemberをずっと聴かされて、流石にドハマりです。アレンジがもう、こんなん好きに決まってるじゃん、という感じ。ギター!ギターが!

恋愛小説2~若葉のころ

恋愛小説2~若葉のころ

 

 

 

 

ということで書きましたが、いやもう明らかなことなんですが、最近発売のアルバムがめちゃくちゃ多くなってしまいました。すみません。あと思ったより日本人が多くなりました。ここのところの僕の音楽嗜好が如実に表れています。

来週にはサチモスとサナバが新作をリリースします。下半期ランキングには両方入るでしょう。期待してるぜ。