こんにちは。ストレスが全くないので耳が良く聴こえる今日この頃でございます。
でも先ほど長良川に車を置いてありえん爆音で音楽聴いてサイコーっつってたら耳がよく聴こえなくなりました。
今は毎日スーパーストレスフリー(スーフリ)でハッピーサマーウェディングなワタシですが、20歳のときは困ったことがありました。
当時ぼくは愛車VTR250で全国半周ツーリングに挑んでいました。東京を出て太平洋沿いにガンガン走り、島根で折り返し、福井県に来た頃だ。
突然さみしくなったのだ。
自分にとって初めての長距離・長期間旅行だったってんで、思いがけず一人がさみしくなっちゃったんだ。
敦賀の町並みも、それはそれは寂しかった。人がいねえ。シャッター街。日本海の香りと赤提灯からきこえるわずかな笑い声。よそものの自分には居場所が無いように思えた。
今では知らん町にいったらキャッキャと喜んで飲み屋に飛び込み、それなりに世間話に花を咲かせられる。
でもハタチの自分にとって、それはまだ早かった。確か駅近くの定食屋兼飲み屋に行ったんだけど、大して盛り上がることもなく、常連の輪にも入れず、黙々とビールを飲んで、ビジネスホテルに帰るにもまだ早いし、いくとこねーなーって散歩していた。坊やだからサ
気分は重かった。本当に街に人がいなかった。
愛用していたアイポッドクラシック(160GB)で適当に音楽を聴いて歩いたけど、ぜんぜんのめり込めなかった。
そんなとき、そんなときたまたま聴いた
ダフトパンク
ディスカバリー
フェイストゥフェイス
がーーーん!と来て、いきなり踊り出しそうになった(実際には長旅の中で体のあちこちを負傷しており踊るなど無理ではあった)。
いやあ、今ではディスカバリーで一番良い曲はダントツでSomething About Usだって分かってるんですよ。今さらFace to Face聴いても、なんか四つ打ちで、なんかメロディーも短絡的で、展開も単調だな~とか思うわけです。
でもあのときのあの曲はとんでもない破壊力だった。
ドゥドゥドゥ ドゥードゥドゥ (うにょーん)
なんだこの うにょーんは!?
むろん、はじめて聴いたワケじゃなかった。浪人していた頃に結構ヘビロテで聴いていたはずだ。
なのに うにょーん にとんでもなく励まされた。
バイク旅はまだ続くぞ 敦賀でめげてどうする 石川も富山も新潟も行くんだろう 走れ 走ってガソリンを入れてまた走れ
そんな感じの うにょーん だった。
あれはなんだったんだろうな。
そう思うと、今のジュブナイルな人達も特別な音楽体験ってあるんだろうな。
直近で言うとサカナクションの新曲とか。僕は思うところあって、あの音作りと映像作りを見てすげえ苛立ってしまいまして、なんなら自分の好きなモノを金を燃やした火でホラ明るいだろうされてるような気持ちになったんだけど、でも、敦賀の高校生が悩んでるときアレ聴いたら励まされるかもしれないですよね。
あなたにとっての うにょーん はなんですか?お便りお待ちしております。それでは今夜はこの辺で