読者の皆様におかれましてはご存知の通りではありますが、僕は今年ipod classic 160GBからwalkman Aシリーズに乗り換えました。
この記事に書いたように、僕は嗚呼素晴らしきかな人生と言わんばかりに国産技術を享受していました。最近になってMediaGoの扱いにも慣れ、Dropboxフォルダを監視させることでDropboxに音源が追加されたら自動的にライブラリにも追加させる、など便利な機能を堪能していたのであります。
しかしながら、先日突如発表されたバージョン1.20へのアップデートを境に、僕の心は暗黒に包まれることになります。そんなことになるとは知る由もなかった僕は、まさかのAシリーズアップデートに胸を躍らせ(しかもそのアップデート内容といえば、USB接続時に使用するメモリを本体とSDカードの間で自由に変更できる、という当然といえば当然でありながらこれまで対応されず、ウォークマンユーザーから渇望されたものであった)、MediaGoでの指示に従ってアップデート。
それ以来、僕の地獄の日々が幕を開けたのです。
アルバム検索をすればフリーズして再起動。ぐぬぬ、それならばとアーティスト検索してもフリーズして再起動、これならどうだとプレイリストから辿ってもフリーズして再起動。いったい何度この黒光りする洗練された端末をぶっ壊そうかと思ったか分かりません。
しかしここは冷静にならねばならぬ、ソニーのサポートセンターのQ&Aを読み、「不具合が生じたらリセットボタンを押すべし」との文章に一縷の望みをかけて、シャープペンシルを取り出しリセットボタンを押す。果たして一見何も変わったようには見えないウォークマン。
それまでの試行錯誤から、どうやら「この曲を再生しようとするとフリーズする」という地雷が散りばめられているらしいことに気付いていた僕。奇しくもそこには敬愛するデヴィッド・ボウイのアルバム群も含まれていた。神に祈りながらNothing has changedを選択、Sueを再生しようとしました。
結果は言わずもがな、フリーズして再起動。
なんなんだこれは!?ハードは優秀・ソフトは糞オブ糞と言われるソニーの実力はまさかここまでだったとは。
こうなると僕はお手上げです。端末を初期化するという選択肢もあったのですが、どうも初期化してもバージョンをダウングレード出来るわけでもない模様。それならばおそらく初期化することに意味は無いでしょう。
現在僕は主人の帰りを待ち続ける忠犬ハチ公さながら、ソニーがバグを修正したアップデートを再度行ってくれるのを待ち続けるのみ。
フリーズしないように、端末に負荷をかけないように、スクロールするときは少しずつ、決して急いではいけない、むやみに操作せずに目標を定めてから検索をする。そんな僕をあざ笑うようにフリーズして再起動するウォークマン。
助けてくれ。ソニーよ、早くアップデートしないと僕はipod classicを復活させるぞ。あれはイヤホンジャックが壊れただけなんだ。変換ケーブルを買ってドックから出力させればまだ使えるんだぞ。間に合わなくなっても知らんぞ!!
・追記
ダウングレードしました。