すません!北海道旅行のブログを書く暇が無くて、でもそれをさておいて適当なエントリーを入れるのもな…とか考えてたらほったらかしでだいぶ時間が経ってしまいました。まあいつものことだけど。
でそんな中わざわざ更新してまで言いたいのは、ケニードーハムが格好良すぎるということだ!
Kenny Dorham / Quiet Kenny (JVCXR-0049-2) 1959/1998
や、とにかく、トランペットというのはすんげえ個性が出る楽器だなあ~と実感できて、人間味を感じられるアルバムです。
ケニー先生はマイルスがいなくなって空いたチャーリーパーカーバンドでも吹いているワケですが、その2人に共通するのはやっぱり「上手くない」ことなんだと思う。もちろんこんなんがそのへんの学生にいたら上手すぎるんだけど。
でもクリフォードブラウンみたいなキラキラ王子的サウンドと比べるとやっぱ地味だし、そもそもハイノートが出ない。マイルスはその上指も回んないもんだから、そっから意地で音色とバンドのリズムを追求したんだとすれば、ケニードーハムは自然体って感じ。
使う音域は俺でも出せる程度の幅で、高くも低くも無い。ソロは割と音を外す。で、あったかい音色。で、すごーーく感情的な節回し。
『静かなるケニー』はトミーフラナガン・ポールチェンバース・アートテイラーと地盤を固めた上で、リズムで遊んだりブルーススケールでころころしたりしているんだけど、特にフラナガンとの絡みがすっごくイイ。
- アーティスト: ケニー・ドーハム,ベルトルト・ブレヒト,マーク・ブリッツスタイン
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2016/08/24
- メディア: CD
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なんでいきなりこんなん書いてるかというと、北海道でドライブ中にふとゲイリーバートンとチックコリアの「例の青いヤツ」聞いてから、ジャズを真面目に聴き直すモードに入っていて楽しいワケです。
ぜんぜん勉強してこなかったからわかんないことも多いけど。でもまあ、イイじゃないですか好きなもの好きに聞いてれば…。
では早めに北海道ブログ②を書きますので。見放さないで。今の地獄のような世の中には寛容さが大切だよ