深夜ファミレス記録

もう深夜にファミレスにも行かなくなってしまったけど、上野か新宿で夜中まで飲んだあとに勢いで書く日記。

「範馬刃牙VSケンガンアシュラ」感想(刃牙ファン)

わたしは刃牙ファンである。

毎日使っているリュックには、東京ドームで開催された刃牙展で買った「炭酸抜きコーラを飲む第1話の刃牙」アクリルキーホルダーを付けている。

 

ケンガンアシュラは、興味がありつつも未履修。キャラクターの名前は1人も知らない。

 

その状態で、「範馬刃牙VSケンガンアシュラ」を観ましたので、ネタバレありで感想を書きます。

 

 

 

 

まずは勝敗予想。

刃牙公式SNSで、事前勝敗予想というのをやっていた。参加こそしなかったが、刃牙側の参加選手の顔ぶれを見て、だいたい予想は着くかなと思っていた。

ちなみに迷った末のわたしの予想は、

花山、負け。ジャック、負け。刃牙、勝ち。

 

 

いざ観始めた。

オープニングで、想像の10倍キャラクターが出ることが分かり、興奮した。最大トーナメントの入場の時と近い。良いテンポだ。

 

続々とみんな出てくる。ほんとにみんなだな…と思っていると、ふと鎬弟や本部がいないことが悲しくなってくる。寂海王入れるくらいなら本部を…と思ったけど、「範馬刃牙」が原作なら仕方ないか、と納得した。

 

ケンガンアシュラキャラ、結構アニメ声な感じで最初は戸惑った。セリフもいかにもマンガチック。ぜんぜん嫌じゃないけど。

 

あ、独歩が前回の対抗戦に出たと言っていたけど、すでに眼帯だった。

ってことは原作時間軸じゃん。すでに刃牙チャンピオンの頃じゃん。そんなに昔じゃない。ってかその頃、ほかに地下闘技場戦士誰が出たんだよ。

ちょっとそこは気になった。

 

 

で、第1試合。

ムエタイっぽい熱血漢VS花山。

花山はまあその、「格は落とさないようにしつつ、いつでも負けられる」キャラなので負けると思った。

 

試合の流れはほぼ最大トーナメントの克巳戦そのまま。握撃決まるとは思わなかったけど、決まっちゃったとき、つい「ケンガンアシュラさん、すいません!」と言ってしまった。

あれ治るの時間かかるからね。ユリーレベルだと復帰できないケガだから。ほんとすいません。

 

「まだやるかい?」を相手も言ってくれたこととか、幼年編っぽく花山の拳が破壊された辺りはうれしかった。

花山、もう右手の骨ちょっとだめになってんじゃない?

 

しかし、まさか勝つとは。

まあ、相手もなんか有効な打撃無さそうだったから勝ち筋作れなかったのかな。

 

花山が普通に勝つとなんかビビる。スペック戦くらいだろ。いやまあ稲城文之信とかいたけど。

 

 

第2試合。

サイコな暗殺者さんVSジャック。

ジャックもまあ、負けるだろうと思った。負けが似合う男だから。刃牙らへんでの活躍を踏まえるとちょっと勝つ可能性もあるかなと思ったが、いやまあないでしょう。

 

試合。ジャックは打撃が強い!という最近も見た展開をやってくれてファンとしては満足。

相手は「外し」というパワーアップをやっていたけど、それガイアも刃牙もできるね。

 

第1試合で「この作品、原作の通りのポーズや技をやるやつだ」と分かったので、「もしかしてトーナメント以来のダイヤモンドジャック来るか?」と期待したが、マジで来た。

 

でも、説明少なすぎてケンガンアシュラファンに伝わったか不安。

あれだけじゃ、めっちゃ嘔吐してめっちゃ細くなっちゃっただけじゃんね。

 

両手の上腕三頭筋あたり?と大腿筋?あたりを噛めていたので、逃げ回ってれば勝てそうだったが、あっけなくチョークでダウン。

 

すぐ立ち上がったけど、血も涙もない徳川一族たちにより敗北宣言。相変わらずジャックに冷たいね。

 

で、ピクル乱入。さらに主人公たち乱入。ジャック1人だけなにもされず、ちょっと手持無沙汰。

刃牙による兄貴いじめも再現。たぶんピクルに負けた直後の時系列だからね。。

刃牙からのジャック評は著しく下がっているのだろう。ドンマイだ。

 

 

第3試合。

これが、よかった。

刃牙たちのアニメーションも一気に気合が上がって、ぬるぬる動く。

しかも0.5秒パンチ。意識が動いてから脳が指令を出すまでの0.5秒(あれ、なんか違うか?)。オリバのときと同じポーズでダウンしてました。

 

それだけじゃなく、剛体術(名前呼んでもらえなかった)もゴキブリダッシュ(ゴキブリが師匠であることは触れなかった)もかっこよく決まっていた。

トリケラトプス拳はあんま好きじゃないので、使わなかったことも好印象。それどころか、「刃牙といえば対戦相手の技をコピーできる」というグラップラーの頃の演出を取り入れてくれたのがうれしい。

刃牙くんにも、仲間と友情を築きながら強くなる王道主人公だった頃があるのです。

 

でまあ相手が界王拳使ったり、刃牙が鬼の貌を出したりしつつ、勇次郎と相手のボス乱入で引き分け。

 

勇次郎、だいぶ聞き分けよく帰ったな。刃牙もあっさり諦めた。

ちょっとこのあたりはご都合な感じがするけど、まあいいでしょう。

 

これ、親子喧嘩の後なのかな?ちょっと仲良さそうな感じしたけどどうなんだろう。

 

 

で、謎に死刑囚が揃ってたのと、芝千春と相手のヤンキーのトイレ対決で終了。

 

 

なかなかおもしろかった。1時間でこれだけ満足感があるのは、原作の試合をそのまま輸入しているからだろう。「一瞬ぶつかりあっただけじゃん」を、脳内で「ああ、たぶん今の花山はマッハ突きを結構食らったくらいの状態なんだろう」と補完できた。

 

ジャックの相手のやつとかも、たぶんトーナメント決勝の刃牙くらい、出血多量でタイムリミット状態だったのではないか。そう思わないと盛り上がらんからね。

 

 

いやあ、刃牙くんが相手を舐めず、みんなの技を使う姿をもう一回見られて満足だなあ。

魅力の半分しか味わえていないだろう私からしても、たぶん素晴らしいコラボだったような気がする。

 

「過去の試合の焼き直しで、見たことある絵ばっかり」だとか言う人もいるのかもしれない。

でも、刃牙って本編もそうなんで。我々刃牙ファンはそんなの慣れっこです。

ケンガン側は知らないけど、もしケンガンキャラも原作の使いまわし展開だったとしたら、それはドンマイです。