楳図かずおを読むとき、最もマッチする音楽はデヴィッド・ボウイで間違いない。
とくに初期〜スケアリーモンスターズあたりか。
『14歳』。ササミ肉から生まれた人知を超えた知性、チキンジョージ。芋虫の中にある我々の宇宙。
あらすじ(にもなってないが。というかまあネタバレだが)を書くだけでうっとりするような耽美的な哲学だ。
おれのなかでそれらが完璧に、地球に落ちてきた男、世界を売った男、ボウイと結びつく。
ブラックスターも合うね。人間として終わり、でも明らかに「デヴィッド・ボウイは消えていない」。
まあそんなこんなで。妻の影響で読み漁り始めた楳図かずお、次は『洗礼』です。