深夜ファミレス記録

もう深夜にファミレスにも行かなくなってしまったけど、上野か新宿で夜中まで飲んだあとに勢いで書く日記。

スイス旅行② 湖から滝、アルプス、氷河

妻、友人とともにスイスに丸一週間滞在し、現在はパリへ向かうTGVでございます。

バーゼルでずっと停車しているが、喫煙タイミングを逃した。いま出たら発車しちゃうんじゃないか、と葛藤して早15分くらい。

 

さて、前回の続きを今のうちにメモっておきます。

 

 

例によって写真はスマホで適当に撮ったやつしかありません。

あ、そんでTGVのWi-Fi弱すぎてもしかしたら写真うまく上がらないかも。

 

 

 

【7/25】

朝食オートミール生活にも慣れてきた。朝9時、チューリヒでレンタカーを借りる。


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フォルクスワーゲンのEV。さすがヨーロッパ。

シフトレバーが無い。日本車でいうところのウインカーのレバー先端を回すとシフトが切り替わるらしい。

 

国際免許証を取ってきてないので、今回の運転は友人に任せきり。

おれは予めダウンロードできた音楽(オレンジレンジ、スピッツ、クイーン、ビートルズ、、TESTSETとかそういうのも落としていたけど、こういうときは流さないのだ)を適当にシャッフルするのみ。

 

チューリヒ市街地を抜けてハイウェイに乗り、まずはインターラーケンまで。2hくらい。

スイスの運転は厳しく取り締まられるらしく、数キロの速度超過でもしょっぴかれるらしい。

その代わり、区間によっては120km制限がデフォルトなのでスイスイいける。

 

 

インターラーケン。

トゥーン湖とブリエンツ湖に挟まれた町であり、アルプスへの玄関口。

 

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これはブリエンツ湖かな。

大変に美しい。人がいない。静か。

この水源はどこから…?この雲はどの山で生まれているのか…?と考えると、まだ見ぬアルプスの存在を少し感じる。

 

 

 

宿はブリエンツ湖側に取っていたが、翌々日に向けてEバイクをレンタルしたいので、インターラーケンの事務所へ向かう。

 

電動アシスト付きのマウンテンバイク。178cmのおれはMサイズ。この驚きの性能はまた後ほど。

 

 

その後、ほんのちょっと街中をふらつく。


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このメインストリートよりも、小川の裏側がとにかくキレイだったが、写真は無い。

めちゃくちゃパラグライダーが降りてくる。

 

 

 

宿へ。


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なんか写真で映えでいるが、いわゆる安宿である。チェックインもチェックアウトも無い。

 

キッチンにはチーズフォンデュの鍋とチーズフォンデュのフォークしか無い。

客は30人くらいいそうだったが、シャワーがひとつしかない。

誰かが歩けば建物中がきしむ。

(などと、グーグルマップのレビューがめちゃくちゃ荒れている)

 

音楽スタジオが併設されており、夜にドラムとベースが響いていた日もあった(が、音楽自体はファンクとポストロックの子どもみたいな感じで格好よかった)。

 

coopで買ったパスタと野菜ミックスをトマト缶で炒めて夕飯。

 

22時頃には就寝。

 

 

【7/26】

雨の天気予報だったが、持ちこたえた。

この日は軽めにハイキングでもしようかということで、オシエネン湖というところを目指して、1.5hくらい歩く。

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チューリヒからずっと湖ばかりみているばかり見ている。

が、この写真では白飛びしているが、ほんの少し、冠雪した「何か」が見えた。慌てて目をそらした。

まだ見てはいけないのである。アルプスを。

 

ちなみに登り終えるころに土砂降り。VANSのスニーカー、ロックTシャツ、傘無し、レインコート無し、の舐めきった服装で行ったわたしは、「5分遅かったら死んでいた」というリアルな感覚を覚えながら、コーヒーを飲んで雨宿り。

 

 

下りは駆け足で終え、再びドライブ。

滝へ行く。少しずつ少しずつ、視座を高くしていくのである。

トリュメンバッハというスポットは、岩壁を削って造られたすんごいリフトで山の上まで上がり、計10本の滝を観られるという。

行ってみた。


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グオーーーーザバーーーー

という感じ。伝わりにくいが、ここでも「一歩落ちたら命はない」と感じた。

 

そして、地形として不思議な体験でもあった。


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目に見える範囲では、さっきてっぺんに登った場所が一番高いのに。

この破茶滅茶な勢いの水はどこから流れてくるのか。

まさか、この上が本当にあるのか、アルプス。

 

 

 

スーパーに寄って宿で夕飯。

この夜は宿命的にチーズフォンデュ。


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チーズに含まれたワインの味と香りがすんごい。

 

【7/27】

綺麗に晴れた。ついにアルプスを確かめる。

インターラーケンで自転車を借り、鉄道でグリンデルワルトまで上がる。


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アイガーいた。

アルプスあった。

 

そして登る。

バイクのアシストは強さが4段階あり、弱い順にエコ、ツアー、スポーツ、ターボである。

貧弱なおれはターボにしたかったが、筋肉ムキムキの友人が「100Wは出せる」というので仕方なくツアーにして割と必死に漕いだ。

 

とはいえそんなに疲れずにすいすい進むのでやはりアシストは偉大。


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アイガー近づいてくる。

 


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なにこれ、天国?

 

絶景すぎる。人生一じゃん。

 


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クライネシャイデック着いた。

休んだり写真撮ったりしながら、3hくらいだっけ。

本当に美しく壮大。

 

ひたすら湖と川を見て、滝を見て、やっと観られたアルプス。

ここまで1週間弱、一切アルプスを見なかった努力が実った。


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辛ラーメンとパンを食べて昼寝。贅沢な昼寝であった。

 

 

帰りは勢いに乗り、ガンガン行く。これがまた人生一に気持ちよかった。眼下にグリンデルワルトを臨みながら。涼しい風と心地よい揺れと疲れ。

鉄道も使わずインターラーケンまで2hくらいで下りきった。

 

この道中、たくさんの小さな村を走り去った。

どの家もかわいくきれいでおしゃれ。赤い屋根。窓に赤い花。バルコニーか庭に必ずチェアセット。

なんて豊かな暮らしなんだ…。と一瞬東京を考えてダウナーになったりした。

 

 

勢いは続き、ブリエンツ湖でバーベキュー。


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ここも素晴らしい景色。

馬肉とチーズが美味かった。

 

 

【7/28】

アルプスを出てチューリヒへ戻る。その前にモントルーへ行きたい。

 

特に名残惜しくもなく、謎の宿を出る。

 

クルマでグリムゼル峠?湖?へ。

ローマ帝国時代に造られた石垣の峠がまだ残っているとか。

 

その後、道すがら氷河を見に行く。文章にするとすごい。


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ゴンドラに乗ると


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もうこれよ。

世界遺産すぎる。

 

 



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マッターホルンが覗けるらしいへ変なのもあったが、位置がうまく合わなかったしそもそも雲に隠れていた。

 

氷河自体もだし、氷河地形もたくさん見られたのが感動。

モレーンとかなつかしい。

 

 

 

その後はモントルーへ。

クイーンのスタジオとフレディ像。


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モントルー滞在は2hのみ。

バーガーキングに寄ったりしながら、クルマでチューリヒに帰る。

 

 

4日ぶりのチューリヒ、なんだか懐かしかった。

 

スイス旅行終わりかー、とエモくなっていたら、友人が家や職場など全ての鍵を失くしていた。