深夜ファミレス記録

もう深夜にファミレスにも行かなくなってしまったけど、上野か新宿で夜中まで飲んだあとに勢いで書く日記。

アメリカ・プリンストンで農業③ ことあるごとにニューヨークへ行ったこと他

グッドイブニング。現在は農場での生活を終え、数日間一人旅しようということでとりあえずフィラデルフィアに来ています。
・前回の記事はこちら↓

yksn25.hatenablog.com

 

農場に行く前にニューヨークをふらふらしたことは前々回の記事に書いたけれど、その後もちょくちょくニューヨークへ行く機会があった。

日付とか思い出すのは至って面倒なので、印象深い事柄をいくつか書き留めておくことにします。
 

ワールドトレードセンター

9.11後、崩壊したWTCの跡地には記念公園と博物館が建設されている。とにかくこれは行くっきゃあないということで出掛けてきました。
 

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旧WTC跡地の地下にある博物館の中は予想外に広く、迷路のような構造のため少し混乱しながら見学。
展示はとても丁寧で、911以前のWTCがニューヨークのシンボルとしてどのような位置にあったのか、そして事件当日の世界メディアの映像、現場に残された数々の資料、テロリストの足取り、ジャックされた飛行機の詳細、イスラム過激派について、などが膨大に並べられていた。

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ふむふむと思いながらゆっくり回っていると、思わず苦笑いしてしまうようなものもある。 

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追悼の意を込めたバイク。二枚目のバイクは少し別の展覧会で見かけたものだけれど、要するにアメリカではなにかしらの物事の象徴としてしばしばバイクが作られるようです。
しかも滅茶苦茶趣味が悪いです。ターミネーターじゃないぞ。
 
真面目にコメントするとしても、所々に違和感はありました。アメリカの賢さとも言うべき、利用できるものは利用するという姿勢です。
911ほど悲惨でかつ現代的な事件は中々無いけれど、アメリカはそれを国民の結びつきの強化に向けて前向きに利用している空気を感じました。犠牲者全員の顔とプロフィールを一面に展示しているのを見た時、確かに心は大きく揺さぶられたものの、展示する意味はどこにあるのか、何がしたいのかを考えると複雑な気持ちになりました。一言で言えば悪趣味です。
国としての歴史が浅く、ヨーロッパのような蓄積による結合に乏しいアメリカでは、資本主義と個人主義、そして感情に訴えかける手法で「アメリカ人」という概念を保っているのではないか。そんなことを思ってしまった。
 

無料フェリーで自由の女神を見る

見ました。
自由の女神はマンハッタン島とは違う島にあり、そこに行くためにはバッテリーパークから有料フェリーに乗らなければならないのですが、見るだけなら別の手段があります。それは、通勤用として運行されている、別の島へ向かう無料フェリーに乗ることです。
見る分には十分でした。

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大学卒業生によるニューヨーク同窓会との食事会

というものもありました。

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ニューヨークで働くというのはどういうことなのか、世界に飛躍していくためにはどうするべきなのか、など有り難いお言葉を頂戴いたしました。農業のプログラムとは別に、ニューヨークで働くOBOGを訪問するプログラムが開講されており、そちらの参加者のためのもの。如何せん僕はそちらのプログラムでは無くプリンストンで農業している身であり、始終微笑みながらやり過ごしました。
様々な州の大使や某巨大企業のUS社長などそうそうたるメンバーが集まっていたようですが、いや〜僕今農業なんすよね〜と言うと皆一様に閉口していらっしゃいました。
 

プリンストン・パブリックライブラリーでスピーチ

これはニューヨークでは無くプリンストンですが、一応書いておきます。
プリンストン日本人会という日本人組合の主催する交流会で、農場プログラムの代表としてスピーチしなければなりませんでした。
英語でのスピーチと聞き、前日夜に必死に原稿を書いたうえで農場のネイティブ達にチェックしてもらい万全を期して臨んだところ、「日本語でいいよ」と言われ、怒りに震えながら英語でスピーチしました。
アメリカに暮らす日本人は大概アメリカかぶれで、人の話を聞かずに自分の体験を話して満足するタイプだったため、絶対にこういう人たちと仕事はしたくないなあと思いながらこの時も微笑んでいました。
 
 
今この記事を読み直したところ僕の悪意が滲み出ているように思われるのですが、これはたまたまです。プリンストンの街も人も、そして今いるフィラデルフィアもとても素敵なところであり、数々の映画で見たアメリカにいることに感動している最中でございます。
ニューヨークは色々思うところはあるけれども、刺激的な土地であることは間違いありません。
誰に弁解しているか分からないけれどもとりあえずこの辺で。フィラデルフィアでのロッキー聖地巡りはまた別の記事にします。
 
・次回記事はこちら↓

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